財務問題Q&A「知って得するお金のこと」


『国民年金について』
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前回は年金についてお話しました。



今回はキャバクラ等で働いている方、つまり個人事業主の方が対象となる国民年金についてくわしくご説明していきたいと思います。



 



[国民年金制度のしくみ]



国民年金はすべての人に基礎年金を支給する制度です。



自営業の人(個人事業主)や学生、無職の人なども、会社員や公務員も、20歳から60歳までのすべての人が国民年金に加入します。



 



◇なぜ加入が必要なのか



・老後の生活



・病気や怪我で障害が残った時



・夫に先立たれた時



このような時ために基礎年金を支給し経済的な支えを行うことを目的とした制度です



 



前回お話しましたように年金は共通の基礎年金部分と厚生年金や共済年金の部分の2階建てになっています。



国民年金の基礎年金部分は性別・年齢・所得に関係なく月額15,020円(平成23年度)です。



それに対して厚生年金や共済年金は給料に比例して金額が変わります。



 



[国民年金の給付について]



 保険料を納めた期間(保険料免除期間を含む)が原則として、25年以上ある人が65歳になってから受けられるのが通常私たちがもらえる年金です



正式には老齢基礎年金といいます。



納めた期間を合計して25年以上の期間があれば年金をもらえます。



逆に1か月でも足りない場合には年金は一円ももらえません。



 



例えば以前OLをしていてその会社で社会保険に加入していたとします。



その後キャバクラ等で働いている場合でもその間、国民年金をきちんと支払えばその期間も合算できます。



 



なお平成24年度の老齢基礎年金の年金額は20歳から60歳に達するまでの40年間、すべての期間、保険料を納付した人の場合、78万6,500円(年額)です。



※後、障害基礎年金と遺族基礎年金という2種類の年金がほかにありますが今回は省略致します。



加入するのに必要なもの等、その他くわしくは市区町村の国民年金の窓口にお問い合わせください



  



[年金を払うメリットとは]



 年金を払うことにより将来年金がもらえるようになるのはもちろんですがそれ以外の最大のメリットといえば支払った年金は税金の計算上、経費として認められ所得(利益)から控除できることにあります。



払った分だけ税金が安くなります



これは所得税だけではなく住民税や次回でお話しする国民健康保険についても大幅に減少します。



後は将来のための貯金と考えて国民年金に加入するのもありだと思います。


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