衰弱した仔猫を拾われて看病なさっているとのことで、玲菜さんはとても心の優しい方ですね。

仔猫の前肢に傷があったとのことですが、歩けているのであればあまり心配することはないでしょう。

どちらかと言うと、衰弱の方が心配です。

看病をする際に大事なことは、栄養をしっかりと与えること、

保温すること、排便・排尿のケアをしてあげることの3つ

です。

栄養面については、仔猫用の粉ミルクをといたものを1日に4~5回与えてください。

衰弱しているようなので、与える量は既定の量よりも少し少ない量から始められるのが良いと思います。

衰弱している仔猫では体温が非常に下がっている場合があります。

猫の平熱は38~39度前後ですので、体温計を使って一度確認されることをお薦めします。

もし体温が下がっている場合には、タオルを一枚はさむ形で、お手持ちのホッカイロやドライヤーを使って体温を正常に戻すように努めてください。

また、仔猫の場合、自分でうまく排便・排尿ができないことが多く、通常は親猫が陰部等を舐めてあげています。

その作業を親猫の代わりとなって行ってあげてください。

やり方ですが、ミルクを与えた後に丸めたティッシュペーパーやタオルなどを使い、陰部と肛門付近を軽くたたくように刺激してあげてください。

その刺激によって仔猫は排便・排尿をスムーズにできるようになると思います。

すぐに出ない場合はしばらく時間をあけて再度挑戦してみてください。

最後にとても悩まれると思いますが、ペット不可のマンションにお住まいとのことで、やはり今後のことも含めこれから飼われるかどうかお決めになられた方がよいでしょう。

まだ飼うかどうかはっきりしないのであれば、できるだけの看病をしてあげて、そのあと里親を探してあげてください。

動物病院の中には里親探しを手伝ってくれる病院もありますので、

一度相談してみてもよいかと思います。

放っておけず助けてしまった命だと思いますが、どうかいい形で守って下さることを期待しています。