まっすぐに歩けないという場合は、骨の異常、もしくは頭の中（三半規管、小脳、中脳等）の異常がまず疑われます。

四肢に骨折や脱臼等があると、体重を支えることが難しくなるため、まっすぐに歩けなくなります。

また、平衡感覚をつかさどる三半規管や姿勢保持に関連する小脳や中脳に異常がある場合にも、まっすぐ歩くことができません。

三半規管は耳の奥の内耳という部分にあり、耳の病気が悪化して障害を受けることがあります。

耳を痒がっていたり、頭を振る仕草をよく見かけたりする場合には、いつの間にか内耳に問題が広がっていることがありますので注意が必要です。

小脳や中脳は、中毒性の薬物等の摂取や腫瘍などによって障害を受ける場合があります。

小脳や中脳が障害を受けている場合は歩様以外に、目や舌、口の動きに異常が見られることがあります。

今の状態を放置しておくのは危険なので、すぐに獣医師に診てもらいアドバイスを受ける方が良いでしょう。